愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第十番から第十九番へ+番外札所(第3日目~②)

3日目の行程で残るは、六波羅蜜寺、六角堂 頂法寺、革堂 行願寺の三箇所になります。

 

第十七番札所の「六波羅蜜寺」ですが、街中にありますのでそれほど境内は広くはありません。ご本尊は木造の十一面観世音菩薩で、国宝に指定されているとのことです。

十一面観世音菩薩立像と本堂です。

こちらは弁財天堂です。

左が平清盛塚、右は阿古屋塚(平景清の妻)です。平清盛の塚よりも大きいのはどうしてでしょうか。

 

次に訪れたのは、第十八番札所の「六角堂 頂法寺」です。

ご本尊は如意輪観世音菩薩で、本堂が六角堂であることから一般には六角堂の通称で呼ばれています。また華道池坊の発祥の地としても知られています。

本堂と右の木は縁結びの六角柳です。

隣のビルのエレベーターからの眺めです。

こちらも六角形の太子堂です。

ちょっと可愛げのある十六羅漢です。


最後に訪れたのは、第十九番札所の「革堂 行願寺」です。
ご本尊は千手観世音菩薩で、通称は革堂(こうどう)と呼ばれます。西国三十三所で唯一の尼寺とのことです。

こちらが本堂です。

七福神像と奥に見えるのは寿老人神堂です。

こちらは鎮宅霊符神堂です。


帰りは85kmの道のりを、頑張って下道で走りました。

本日の走行距離は、104km、 トータル237kmでした

 

 




愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第十番から第十九番へ+番外札所(第3日目~①)

第3日目の行程は、第十五番札所の今熊野観音寺から第十九番札所の革堂 行願寺までの5個所に加えて、番外札所の元慶寺の計6箇所のお寺を巡るハードな行程になります。

大津SA → 元慶寺 → 今熊野観音寺 → 清水寺 → 六波羅蜜寺 → 六角堂 頂法寺 → 革堂 行願寺 → 自宅

 

最初に訪れたのは、番外札所の「元慶寺」です。

お寺の無料駐車場がありますが、道が狭く大型車の駐車は厳しいと思います。

ご本尊は薬師瑠璃光如来で、花山法皇ゆかりのお寺ということで西国三十三所の番外札所となっているとのことです。

 

次に訪れたのは、第十五番札所の「今熊野観音寺」です。

正式名は「新那智山観音寺」で「今熊野」という通称で知られているとのことで、ご本尊は十一面観世音菩薩です。

こちらが本堂です。

後ろに小さく見えるのは医聖堂(多宝塔)です。

こちらは太師堂です。

 

次に訪れたのは、第十六番札所の「清水寺」です。

およそ知らない人はいない超有名観光スポットです。平日にもかかわらず修学旅行生や外国人で溢れていました。

重要文化財となっている仁王門が出迎えてくれます。

こちらも重要文化財となっている三重塔と、その先にある西門です。

轟門を抜けると本堂に辿り着きます。

ご本尊は十一面千手観世音菩薩です。

こちらが有名な清水の舞台です。

こちらは音羽の滝です。

いろいろ見どころ満載で、時間の余裕を持って訪れるべきですね。

清水寺近くの駐車場が全て満車のため、遠くの駐車場に止めざるを得ず、残念ながら

JINの写真はありません。

 

続く六波羅蜜寺からは第3日目~②へ。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第十番から第十九番へ+番外札所(第1・2日目~②)

2日目の行程で残るは、正法寺、石山寺、三井寺の三箇所になります。

 

第十二番札所の「正法寺」ですが、岩間寺という名称のほうが親しまれています。

岩間山の南麓の標高390mにあり、ご本尊は千手観世音菩薩です。

本堂はこじんまりとしたお寺です。

こちらは不動堂です。

観音堂には西国三十三所観音霊場のご本尊を模した三十三体の観音像が祀られています。

 

次に訪れたのは、第十三番札所の「石山寺」です。

琵琶湖の南端近くにあり、観光スポットとしても人気で、平日にもかかわらず観光客が多く来ていました。

重要文化財になっている東大門が迎えてくれます。

本堂へ行く途中にもいろいろ見どころがあります。

こちらは大黒天です。

国の天然記念物に指定されている硅灰石で、石山寺の寺名はこの硅灰石に由来しているとのことです。

この階段を上がって国宝に指定されている本堂に辿り着きます。ご本尊は如意輪観世音菩薩です。

本堂のところに、大河ドラマ「光る君へ」の紫式部の人形が置かれた源氏の間があります。紫式部はここで源氏物語の一部を執筆したとのことです。

こちらも国宝に指定されている多宝塔です。

梅園や牡丹園などもあり見所満載です。

 

最後に訪れたのは、第十四番札所の「三井寺」です。

正式名は園城寺ですが、三井寺として一般に知られています。

広大な境内は、中院、唐院、北院、南院、札所伽藍に分けられ、いろいろな子院や建造物が見られます。

最初に重要文化財となっている大門が迎えてくれます。

こちらも重要文化財となっている釈迦堂です。

金堂は国宝に指定されています。

閼伽井屋(あかいや)には霊泉が湧出しており、天智天皇・天武天皇・持統天皇の産湯に用いられたことがもととなって三井寺と呼ばれるようになったそうです。

こちらは有名な弁慶の引摺鐘です。

こちらは重要文化財となっている一切経蔵にある八角形の輪蔵です。歴史を感じさせられますね。

重要文化財となっている三重塔です。

ようやく札所となっている観音堂に着きました。ご本尊は如意輪観世音菩薩です。

この他にも見どころ満載ですので、時間の余裕を持って行かれるのをお勧めします。

 

本日の♨は、近くにある大津湯という銭湯でした。

入浴料も480円という町の銭湯で疲れを癒して、本日の宿泊地の大津サービスエリアに向かいました。

ここでは小型車と大型車の区分がされているのですが、トラックが我が物顔で小型車のエリアで駐車していますので、車中泊にはあまり適していないと思います。

まあ、こちらはレジャーで彼らは仕事ですので、こちらが我慢するのもやむを得ない面もありますね。

 

本日の走行距離は、75km、 トータル 133kmでした

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第十番から第十九番へ+番外札所(第1・2日目~①)

今回は2泊3日で番外札所を含めて11箇所のお寺を巡るという強行軍となりました。

今回訪れる地域には道の駅が無く車中泊する場所に困りましたので、高速道路のパーキングエリアとサービスエリアで車中泊となりました。

第1日目の行程は、午後からの出発のため車中泊場所の京田辺PAへ行くだけとなりました。

自宅 → 京田辺パーキングエリア

京田辺PA(上り)は、大型31台、小型54台が駐車できます。当日は平日でもあり、比較的空いていて十分に休養が取れました。

本日の走行距離は 58kmでした。

 

第2日目の行程は、第十番札所の三室戸寺から第十四番札所の三井寺までの5個所のお寺を巡る行程になります。

京田辺PA → 三室戸寺 → 醍醐寺 → 正法寺 → 石山寺 → 三井寺

 

最初に訪れたのは、第十番札所の「三室戸寺」です。

駐車場は参道入口にあるタイムズのコインパーキングを利用します。

こちらで拝観料を支払います。

しばらく歩くと山門に到着します。

お寺の庭園では、時期に応じてアジサイやツツジが見られます。

こちらが本堂です。

いろいろなオブジェがあり、なかなか楽しいお寺です。

木々の中にひっそりと三重塔が佇んでいます。

 

次に訪れたのは、第十一番札所の「醍醐寺」です。

以前は、下醍醐から1時間ほどの山道を登った上醍醐の准胝堂にご本尊の准胝観世音菩薩が祀られていましたが、2008年に准胝堂が消失したため、今は下醍醐の観音堂に札所が仮に移されています。往復2時間もの時間を節約されたのを喜ぶべきか、やはり本来の札所を訪れたかったという複雑な気持ちになります。

醍醐寺の駐車場は5時間まで700円と高かったので、akippaという駐車場紹介サイトで1日396円の駐車場を利用しました。

歩いて5分ほどで総門に着きました。

ここからしばらく歩くと、国宝の三宝院唐門がありました。

こちらも国宝の西大門です。

こちらの観音堂でご朱印を頂きました。

弁天堂の眺めはなかなか良いものです。

平安時代後期に建立された五重塔も国宝に指定されています。

こちらも国宝になっている金堂です。

 

続く正法寺からは第1・2日目~②へ。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第四番から第九番へ+番外札所(第2日目~②)

第八番札所の長谷寺の巡礼を終えて、残るは第九番札所の南円堂ですが、途中にある石上神宮に立ち寄りました。

 

石上神宮は日本書紀に記されており、日本最古の神宮と言われているそうです。(ここ以外には伊勢神宮も記されているそうです。)

専用駐車場からしばらく行くと大鳥居があります。

こちらは重要文化財となっている楼門です。

本殿は大正時代に建立されたものだそうですが、奥に見える拝殿は鎌倉時代のもので国宝に指定されているとのことです。

鶏が境内に放し飼いされていることでも知られています。

 

最後に訪れたのは、第九番札所の「南円堂」です。

南円堂は、興福寺の境内の一画を占める日本最大級の木造八角円堂だそうです。ご本尊は不空羂索観音菩薩で国宝に指定されています。

こちらは、五重塔と東金堂で共に国宝に指定されているとのことです。

五重塔は修理中で、2024年からは覆いが掛けられ、しばらくの間見ることができないとのことです。

こちらは中金堂です。

他にも見所満載なのですが、平日にもかかわらず修学旅行者と外国人で溢れかえっており、やむなく興福寺を後にして自宅へと向かいました。

 

本日の走行距離は、210km、 トータル300kmでした

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第四番から第九番へ+番外札所(第2日目~①)

第2日目の行程は、第八番札所から第九番札所に加えて番外札所の法起院になります。

途中、石上神宮にも立ち寄りました。

道の駅 飛鳥 → 法起院 → 長谷寺 → 石上神宮 → 南円堂 → 自宅

道の駅 飛鳥は、飛鳥地方の観光案内拠点となっており、近鉄吉野線の飛鳥駅も隣接しています。

 

最初に訪れたのは、番外札所の「法起院」です。

番外札所にはいくつかのお寺があります。掛軸に頂くご朱印のお寺は以下の3箇所になります。

1 法起院(奈良)

2 元慶寺(京都)

3 花山院菩提寺(兵庫県)

別に、白衣にもご朱印を頂いているのですが、そちらの番外としては上記に加えて

4 善光寺(長野県)

5 四天王寺(大阪府)

6 高野山奥之院(和歌山県)

となっています。

上記以外にも、高野山金剛峰寺や比叡山延暦寺なども番外とされているそうです。

法起院のご本尊は徳道小人像で、西国三十三所を創始されたと伝えられています。

こじんまりとしたお寺で、長谷寺はここから歩いて5分ほどの所にあります。

こちらが本堂(開山堂)です。

こちらは徳道上人御廟です。

 

次に訪れたのは、第八番札所「長谷寺」です。

法起院の駐車場には1台しか止まっていなかったので、ここから歩いて長谷寺へ向かいました。

こちらは重要文化財となっている仁王門です。

仁王門から本堂まで399段の登廊(屋根付きの階段)が特徴的です。

登廊を登り切ったところに本堂があります。

ご本尊は十一面観世音菩薩で、本堂は国宝に指定されているとのことです。

本堂舞台からの眺めです。

こちらは弘法大師護影堂です。

五重塔は昭和に建立されたものだそうです。

この時は菊回廊が設けられていました。

 

続く石上神宮からは、第2日目~②へ。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第四番から第九番へ+番外札所(第1日目~②)

前回は葛井寺まででしたので、今回は南法華寺から岡寺までの行程になります。

本日3箇所目のお寺は、第六番札所の「南法華寺」です。

南法華寺というより、壷阪寺という名称のほうが有名ですね。人形浄瑠璃の「壷阪霊験起」で世に知られています。ご本尊の十一面千手観世音菩薩は眼病封じの観音様として親しまれているとのことです。

 

本堂へ行く途中に、文殊菩薩と普賢菩薩を両脇に置かれた阿弥陀如来像を拝むことができます。

礼堂に続いて八角円堂(本堂)がありますが、本堂を撮り忘れてしまいました。

八角円堂でご本尊を拝むことができます。

この時は特別参拝として、ご本尊の膝を浄布を使ってお身拭いし、その浄布は持ち帰って枕と枕カバーの間に挟んで寝ることができました。

こちらは多宝塔です。

三重塔の前には大きなめがねが置かれて、合掌して中をくぐって眼病封じ、諸願成就を祈願します。

少し高台に上ったところに、高さ20mの天竺渡来の大観音像があります。

こちらには、天竺渡来の佛伝図レリーフがありました。

壷阪寺は見どころ満載で、時間を取ってたっぷり楽しめますね。

 

最後に訪れたのは、第七番札所の「岡寺」です。

厄除けのお寺として知られており、ご本尊は如意輪観世音菩薩とのことです。

こちらが本堂です。

太師堂がありました。

三重塔は600年ほど前に転倒し、昭和になって再建されたとのことです。

 

本日の♨は、「明日香村健康福祉センター」でした。

温泉で疲れを癒した後、本日の宿泊地である「道の駅 飛鳥」へと向かいました。

もう暗くなっていたので場所が分からず、行ったり来たりでやっとのことで到着した次第です。

本日の走行距離は、90kmでした。