愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~納経について

四国遍路や西国三十三所巡礼では、お参りするお寺でご朱印を頂きます。

ご朱印を頂くのは納経帳が多いのですが、私はどちらも掛軸にご朱印を頂いています。

何故かというと、納経帳だと本棚にしまったままになってしまいそうで、その点掛軸は常時飾っておいて目に触れることができます。

しかし掛軸の場合は、そもそも納経料が高い(掛軸は500円、納経帳は300円)し、一般的な掛軸は表装しなければならず、その費用が安くても3万円以上もします。

ただ、私が持っている掛軸は表装する必要がないので、たいへんリーズナブルといえます。

今回完成した西国三十三所巡礼の掛軸です。

こちらは四国遍路での掛軸です。

西国三十三所巡礼では白衣にもご朱印を頂いています。

予定している四国遍路の逆打ちでも、白衣にご朱印を頂こうと思っています。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~満願とお礼参り(第3日目)

第3日目は、満願成就したお礼参りとして善光寺に行き、帰りの途中に2日目に行けなかった北向観音堂へお参りしてから帰宅するというコースになります。

道の駅 信州新町 → 善光寺 → 北向観音堂 → 自宅

宿泊した道の駅 信州新町は標高790mにあり、昨日は夜のアップダウンの山道を四苦八苦して辿り着きました。ここでもWifiの電波が弱く困りましたが、さすがにスマホのドコモは繋がったので動画も見れてホッとしました。


道の駅を後にして、お礼参りの「善光寺」へと向かいました。

お礼参りのお寺にわざわざ遠方の善光寺を何故選んだのかといいますと、白衣に御朱印を頂くお寺として、3箇所の番外札所以外に四天王寺、高野山、善光寺があり、既に四天王寺と高野山奥之院では御朱印を頂いており、残るは善光寺になったという次第です。

大門駐車場から歩いて行くと、まずは仁王門に辿り着きます。

仁王門を抜けると、山門へと続く仲見世通りがあります。

山門への途中に、大本願という本坊(尼寺)があります。

立派な山門は重要文化財となっています。

山門に掲げてある「善光寺」の額は「鳩字の額」と呼ばれており、鳩が5羽描かれているそうです。
山門からすぐに国宝となっている本堂があります。ご本尊は一光三尊阿弥陀如来で、絶対秘仏となっているそうです。

この三重塔は日本忠霊殿で、戦没者を祀る慰霊塔です。


最後に訪れたのは「北向観音堂」です。
善光寺の本堂は南を向いて極楽浄土という来世へのご利益があり、北向観音堂は本堂が北を向いて現世へのご利益があるということで、両方お参りするのが良いとのことです。
ご本尊は千手観世音菩薩です。

こちらは温泉薬師瑠璃殿です。温泉の薬効と薬師如来のご利益が結びついた薬師信仰の象徴だそうです。

境内からの眺めはなかなかのものですね。

 

これをもって西国三十三所巡礼の旅も終わりをつげ、達成感を味わうとともに、何か目標が無くなるという心の空白を感じてしまいますね。
430kmほどの道のりを、明るいうちに帰るべく家路へ急ぎました。

今回も愛犬JIがよく我慢して付き合ってくれたことに感謝します。

 

本日の走行距離は、489km、 トータル 1,031kmでした

 

追)家路を急ぐ途中には、懲りもせずもう次なる目標を考えていました。

次は東北地方一周、その次は四国八十八箇所の逆打ち、その次は・・・

 

 

 

 

 

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~満願とお礼参り(第2日目)

第2日目は、第三十三番札所の「華厳寺」で満願を成就し、お礼参りの「善光寺」近くの宿泊先へと向かうコースになります。当初は途中にある「北向観音堂」に立ち寄ろうと思っていたのですが、下道を走行したため時間がなく3日目に立ち寄ることにしました。

郊外では、殺風景な高速道路を走るより、下道を走ってその土地土地の風情を感じるのがいいですね。

道の駅 織部の里もとす → 華厳寺 → 別所温泉 相染閣 あいそめの湯 → 道の駅

信州新町

朝いちばんで訪れた第三十三番札所の「華厳寺」ですが、お寺へ向かう参道は桜並木になっていました。今はまだ蕾だけで残念でしたが、4月中頃であれば桜満開の参道を通ってお参りできそうですね。

駐車場から少し戻った所に仁王門があります。

仁王門から石畳の参道を少し歩いて、階段を上がった所に本堂があります。ご本尊は十一面観世音菩薩です。

本堂の裏手に笈摺堂があり、多数の千羽鶴が奉納されていました。

通常は本堂に納札を入れる箱があるのですが、ここには満願堂があって、ここで納札を奉納します。笈摺堂を左に進み、階段を三十三段上がったところに満願堂がありました。

狸の石像が沢山置かれていますが、「満願した者は他より優れている→他を抜く→タヌキ」という意味が込められているのだそうです。そのようになればいいなあ~と願うばかりです。

満願堂から眺める風景は、達成感をより深めるものになりました。

白衣にも御朱印を押してもらっていますが、華厳寺では3つの御詠歌に御朱印が押されます。

右が本堂で現世を意味する、中央が満願堂で過去世を意味する、左が笈摺堂で未来世を意味する、ということだそうです。

 

華厳寺を後にして本日の宿泊地へと向かいましたが、山間部に入ると道路脇にはまだ雪が残っていました。

 

下道で300kmほど走って、本日の♨「別所温泉 相染閣 あいそめの湯」に到着しました。

入浴料が500円と安いにもかかわらず天然温泉というのは嬉しいですね。車中泊でいろいろな場所に行ってますが、いろいろな天然温泉に入るというのも大きな楽しみのひとつです。

こちらで長距離ドライブの疲れを癒して、本日の宿泊地である「道の駅 信州新町」へと向かいました。

 

本日の走行距離は、327km、 トータル 542kmでした










 

 

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~満願とお礼参り(第1日目)

いよいよ西国三十三所巡礼も最後の巡礼となり、第三十三番札所の華厳寺とお礼参りの善光寺への行程となります。

第1日目は、午後からの出発のため華厳寺に近い♨と道の駅へのコースとなりました。

自宅 → ぬくい温泉 → 道の駅 織部の里もとす

ぬくい温泉は、入浴料は少し高めの750円ですが、天然温泉で露店風呂やサウナもあり綺麗な日帰り温泉でした。

華厳寺に近い道の駅には「夢さんさん谷汲」があるのですが、駐車台数が少なく小じんまりとしていたので断念し、大きめの「道の駅 織部の里もとす」にしました。

やはり車中泊するのは安全面を重視して、できるだけ大きめの道の駅にするようにしています。

この道の駅には山門ギャラリーがあり、この地出身の古田織部の紹介や織部焼の展示などが行われています。

また、道の駅のすぐ裏には樽見鉄道の織部駅がありました。

こういう人家の少ない所は静かで宿泊には適しているのですが、Wifiの電波状態が悪いのがネックですね。

 

本日の走行距離は 215kmでした。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第二十八番から第三十二番へ(第3日目)

第3日目の行程は、残る1箇所の第二十八番札所の成相寺だけになりました。

当初の予定では、天橋立笠松公園にも立ち寄る予定でしたが、成相寺の上に展望台があり、天橋立を望むことができるということでしたので、そこで済ませることにしました。

道の駅 舟屋の里伊根 → 成相寺 → 自宅

道の駅 舟屋の里伊根からは、舟屋の家並みを眺めることができます。


しばし伊根の風景を楽しんだ後、第二十八番札所の「成相寺」へと向かいました。

こちらで撮った写真もほとんどが没となってしまい、アクションカメラで撮った数少ない写真のみとなりました。

こちらが本堂で、ご本尊は聖観世音菩薩です。

 

ここから山道を走って行くと成相山パノラマ展望台があります。ただし、この道には段差が数多く設けられており走り難いのでご注意を!

天橋立を望むことができます。

時間もまだ早かったので、180kmほどの道のりを下道で家路へと向かいました。

本日の走行距離は、197km、 トータル 567kmでした

 

残るは、第三十三番札所の「華厳寺」で満願となり、その後お礼参りとして「善光寺」へと巡る予定です。

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第二十八番から第三十二番へ(第2日目~②)

2日目の残るお寺は、宝厳寺と松尾寺の2個所になります。

 

第三十番札所の「宝厳寺」は、琵琶湖の竹生島にあるお寺で、観光船で行く必要があります。彦根港や今津港からも行けますが、今回は長浜港から行きました。

以前は一部の航路ではペットも同伴して乗船できたのですが、現在はどのコースからもペットを乗船させることができず残念でした。

船着場から階段を上がっていくと、竹生島神社の鳥居と宝厳寺の石塔がありました。

国宝の唐門とそれに続く重要文化財の観音堂です。ご本尊は千手観世音菩薩です。

なお、納経所は本堂(大弁才天堂)の近くにあります。

こちらも重要文化財となっている船廊下です。

廊下を通り抜けたところに、竹生島神社(都久夫須麻神社)があります。

竜宮拝所から鳥居に向かって願い事を書いた「かわらけ」を投げて、鳥居をくぐれば願い事が叶うそうです。

本堂の大弁才天堂を撮った写真など主要な写真がうまく撮れておらず残念でした。

本堂の向いには三重塔があります。

観光船の出航時間が決まっており、竹生島での滞在時間は90分もありましたので、じっくり島内観光ができました。

 

最後に訪れたのは、第二十九番札所の「松尾寺」です。

長浜港から琵琶湖沿岸を走り、福井県を抜けて約110kmほどのドライブになりました。

駐車場から歩いてすぐに山門があります。

山門を抜けて階段を上がったところに本堂があるのですが、現在修復中とのことでその雄姿を拝むことができませんでした。

その雄姿は写真で拝みました。

ご本尊は馬頭観世音菩薩です。

 

本日の♨「クアハウス岩滝」で長距離ドライブの疲れを癒し、もう暗くなった国道178号線を走り、本日の宿泊地である「道の駅 舟屋の里伊根」に辿り着きました。

本日の走行距離は、230km、 トータル 370kmでした

 

愛犬と車中泊で西国三十三所巡礼の旅へ~第二十八番から第三十二番へ(第2日目~①)

第2日目の行程は、滋賀県から福井県を経て京都府へと3府県を走り抜けるというコースになります。

道の駅 竜王かがみの里 → 観音正寺 →~ 宝厳寺 ~→ 松尾寺 → クアハウス岩滝 → 道の駅 舟屋の里伊根

2日目から何故かスマホのカメラの調子が悪く、写真がうまく撮れていないというアクシデントに見舞われました。アクシデントが毎回のように起こるのは、日頃の行いのせいかも知れませんね。

最初に訪れたのは、第三十二番札所の「観音正寺」です。

お寺へのアクセスは、表参道と裏参道の二通りあるのですが、車の場合には裏参道がお勧めで、駐車場から徒歩10分ほどで本堂に着きます。ただ、林道ですので道が狭く、対向車が来ないことを祈りながら走ることになります。

まだ朝早いせいか対向車もなく、無事駐車場に到着しました。

参道の途中に奥之院の「たくのいん?」がありました。

このお寺には仁王門がありませんが、代わりに立派な仁王像があります。

本堂へ向かう右手に、国登録有形文化財となっている書院、護摩堂、地蔵堂などがあります。

左手には、釈迦如来坐像があります。

こちらが本堂で、ご本尊は千手観世音菩薩です。

本堂の横に縁結地蔵尊が見えます。

境内からの眺めはなかなかのものです。


続く宝厳寺からは第2日目~②へ。